住宅のリフォーム、リノベーションではキッチン、浴室、トイレなどの水廻りを新しくしたいという需要が多くあります。
このとき、耐震診断をして家全体の耐震状況、バランスを把握しながら計画すると、部分的な範囲の改修であっても、その部分を効果的に補強することによって家全体の耐震性能が向上することがよくあります。システムキッチンやトイレ、浴室などの取替えの機会には、こうした耐震や断熱といった見えない部分も考えたリノベーションの計画が大切です。
[改修前]
このお宅は築40年以上。既存の台所は居間とは廊下をはさんで全く別部屋でした。
[改修後]
既存のシステムキッチンは移動し、オープンカウンターをつくって再利用。
今まで壁に向かっていたキッチンは庭が見える気持ちよい空間になりました。
もとの台所の外壁は補強。居間と台所を隔てていた壁と廊下をなくして、門型のフレームで補強。
居間も広々となりました。
[改修前]
既存のトイレ、洗面、浴室
[改修後]
筋かいや合板などで壁を補強しながらトイレ、洗面、浴室を改修しました。